飯田市の空家の現状と対策

空き家の活用方法は多岐に渡るため、悩むことも多々あると思います。
まずはお客様が抱える空き家の悩みを、詳しくお聞かせください。
売却、仲介、管理等、様々な相談をお受けいたします。

 

不動産の運用には多くの時間と労力が費やされます。しかし、専門家に相談することで、お客様は、余計な時間を取られることなく、効率的に資産を活用する事が出来ます。
飯田不動産相談室株式会社では、土地・建物の売却をご検討中のお客様に、お得な売却方法等のアドバイスから解体工事、リノベーション、相続や空き家相談まで、売却に関する幅広いコンサルティングをご提供します。

 

以下、飯田市の空家対策についての計画書(一部抜粋)です。
飯田市内の空家状況や各種補助金事業について参考になります。

 

飯田市空家等対策計画  平成 28 年 3 月  飯 田 市

 

第1章 計画の概要

 

1 計画の目的
平成 25 年住宅土地統計調査(総務省)によると、飯田市の空き家率は 13.8%であり、全国の平均値 (13.5%)を上回ります。飯田市の人口は、平成 17 年以降、緩やかな減少過程に入っており、今後と も、空き家は増加するものと考えられます。 中でも、放置され管理不全の状態となった空き家の増加は、防災、防犯・防火、景観や生活環境など に問題を生じさせます。さらには、空き家化の進行は地域コミュニティの活力低下の要因ともなります。

 

1 空き家の現状

飯田市における平成 20 年の別荘・賃貸等を除く空き家戸数は 2,800 戸であったことから、こ の5年間で 21.4%増え、毎年約 120 戸ずつ増加してきたという状況となっています。

<H25 住宅・土地統計調査/H22 国勢調査>

 

2 空き家の要因

【所有者側】 ①所有者が特定されていない ②管理者としての意識が低い③活用や除却の意向がない④所有者側の事情による問題 ⑤他人に貸すことへの抵抗・不安 ⑥活用方法、相談先が分からない。 ⑦改修・除却費用を負担する余裕がない⑧保有コストの問題
【地域側】 ①所有者に働きかけることが難しい②情報不足
【行政側】 ①空き家の把握が困難②専門的な相談への対応が困難
【市場面】 ①需給マッチングのズレ②既存住宅市場が未成熟

 

3 空き家等を取り巻く課題

・さらに空き家が増加することが予想され、防火・防犯、景観や環境面に 悪影響を及ぼすだけでなく、地域の活力低下が懸念されること。
・リニア中央新幹線、三遠南信自動車道全線開通を見据えた地域づくりの観点と新たなニーズを視野 に、空き家や跡地を地域の資源として循環させる必要があること。

 

空き家等対策の基本的な考え方と具体的な取り組み

 

新しいライフスタイルや時代に即したニーズも視野に、空き家を人材サイクルの構築に向けた資源として捉え、暮らしや文化、環境などとともに、資産として活用し循環させていきます。
(1) 空き家化の 予防
(2) 活用・流通の 促進
(3) 管理不全対策 管理不全の未然防止/管理不全状態の解消
(4) 跡地利用の誘導

 

<空き家化の予防に係る具体的な取り組み>
・モデル地区まちづくり委員会が実施する空き家対策事業に対する補助(上限 30 万円) 高年齢者等住宅リフォーム補助【健康福祉部】
・バリアフリー 化、転倒事故防止、介護予防につながる工事に、改修費用の30%を補助(上限10万円)
・耐震診断・耐震改修工事支援(上限60万円)
・空き家に関する問い合わせ対応【市民協働環境部/産業経済部】
・空き家に関する地域からのニーズに応じて、まちづくり委員会等に出向き出前講座を実施
・空き家に関するリーフレットの作成・配布、合同相談会の実施、イベント開催等
・商店街の空き店舗を活用した起業家支援に係る施設の整備・活用【産業経済部】
・空き店舗を活用した起業家支援に係る空き店舗の改修費及び賃借料の一部を商店街団体に対して補助

 

○新まちなか創業空き店舗活用事業支援
・商店街の空き店舗を活用し起業・創業しようとする者に対し、改修等に要する費用を補助
・空き家に関するリーフレットの作成・配布、合同相談会の実施、イベント開催等

 

<跡地利用の誘導に係る具体的な取り組み>
①市街地のにぎわい創出に繋ぐ空き店舗等の有効活用事業支援

 

飯田市空家等の適切な管理及び活用に関する条例(飯田市) 平成27年7月1日施行
空家等対策の推進に関する特別措置法(国土交通省) 平成27年2月26日施行